気がついたのは、特に専門家でなくても、ことばや語源に興味を持つ人の非常に多いことである。私もいろいろな場で意見を求められたり、テレビでしゃべってくれといわれることもある。そういうときの反響は非常に大きいのだが、一方でことばについての思い込みや誤解もたくさんあることにもまた気づかされる。
この本では、そうした日常のことばの由来や、もともとの意味、あるいは同義のことばなどを取り上げて説明した。もちろん私とて、自分の調べたところが正解であると言い切るつもりはない。中には思い違いがあるかも知れない。ご叱正いただければ幸いである。語源は多くの人の知恵を総合して納得の行く説明が求められねばならないものだからである。『大言海』や『広辞苑』という先人の労作があっても、それとは別の説を採りたくなることはあるし、また、結局のところ、そのことばのルーツは謎に包まれたまま、ということもたびたびある。
コメント(0)| Track back(0) | 2008-04-23 21:36:35
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