武田久吉「「かくま」の事から」(『民俗と地名』講談社学術文庫による。p120-126)
カクマという地名は何によって起ったかというのが当面の問題である。私は反証のあがらない限り、二年ほど前、『ドルメン』第五巻第五号にも小記したとおり、これはカクマという植物が密生していることにでも因ったものかと想像するのだが、同書の「地名と植物」p109によれば、柳田国男『地名の研究』に「地形に由来する」とあるように見えるが、
カクノのカクは、或ひは「隠れる」などの語と縁のある陰地の義ではあるまいか。關東東北に多い角間《かくま》又は鹿熊など書く地名も、是と同事由かも知れぬ。川の隈だからとは説明しにくいカクマも随分ある。という具合(著作集巻二〇のp193。角川文庫ではp254)。なお、鏡味完二・鏡味明克『地名の語源』も参照。
コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-22 03:36:12
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