うわづら文庫
昭和18年2月、興風館刊
『和学者総覧』によれば、1941.5.6没、75歳。靖国神社宮司。参考文献『増補 近世防長人名辞典』
没後の刊行と云うことになるが、書中にそのことは見えず。
コメント(0)| Track back(0) | 2005-05-14 17:17:01
和田垣謙三『兎糞録』大正2.7.14発行(大正2.12.2 16版による)、p124-5
酒盞を何故に猪口と云ふか。(中略)恐らく小き事(smallness)を意味するに非ざるか。猪は其体大にして其性勇猛なり。只だ其体の割合に、其口は小く、其武器は僅に牙あるのみにて、虎、獅子、狼の如く、一口に喰付く事は叶はず。夫の上戸が斗酒を傾けながら、チビ/\と小酌するより、さてこそ猪口といふに至れるならんか。
夫の小才子を猪口才と云ひ、また俗にヘナ猪口と云ふも、スモールネスを意味するにはあらざるか。識者或は之を民間語源論(Volksetymologie)なりと笑ふ事なきにしもあらざるべけれど、元々兎の糞なれば笑ふものが却って野暮なり。猪口はまた鍾子と書く。チヨクは鍾の朝鮮音チユクの転なりとも云ふ。
コメント(95)| Track back(0) | 2005-05-14 09:22:08
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