[日本語の語源説]

ばか【馬鹿】

『東雅』総論に、

癡なるをバカといひ。無知をバカラシなどいふは。慕何を翻して。癡といひ。摩訶羅を翻して無知といふと見えたり。


【評価】
新村出「馬鹿考」(『東亜語源志』。また旺文社文庫『語原をさぐる』などにも所収)で、
梵語だという解釈であって、最も古くは天野信景が『塩尻』において試みた説である。
としているが、ほぼ同時代か(巻九十八は「異本汐尻書抜」で執筆時期未詳)。『塩尻』は、「慕何」だけだが、『東雅』の方は「慕何」「摩訶羅」の併記である。『俚言集覧』で、
或説に、仏書幕河 翻痴 摩詞羅 翻無知 引るは非也
も、『東雅』総論の流れを汲むものであろう。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 22:17:01

いかめし【厳】

『東雅』総論に、

威勢あるをイカメシといふは郁伽也。翻して威徳といふとみえたり。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 22:12:46

しるひと【友】

『東雅』総論に、

友をシルヒトといふは。尸利密多羅也。翻して吉友といふと見えたり。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 22:11:34

さだか【定】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)本事あるをサダカといひ。本事なきをサダカナラヌといふの類。また尚多かり。(中略)サタカは闍陀伽也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:50:43

かり【生】

『東雅』総論に、

此間の語となりし例は。前にもしるせり。又我書の中に。其義を釈せしも見えたり。梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)生をカリといひ。(中略)カリは歌利也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:42:26

さかえ【栄】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)盛なるをサカエといひ。(中略)サカエは遮迦越羅也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:37:14

おろか【愚】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)愚をヲロカといひ。(中略)ヲロカは阿羅伽也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:29:52

さとい【智・聡】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)智をサトシといひ。(中略)サトシは薩[土垂]也。


『日本語源大辞典』では、『和訓栞』の一説として、梵語起源説を載せる。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:16:10

かせづえ【鹿杖】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。(中略)杖をカセヅエといひ。(中略)カセツエば刺竭節也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 21:11:36

てつくり【調布】

『東雅』総論に、

梵語の此間の語となりし例。其一二をこゝに挙つべし。調布をテヅクリといひ。(中略)テツクリは頭鳩羅也。

コメント(0)| Track back(0) | 2005-03-16 20:33:31

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